アグファ35
 ヨーロッパ最大の総合写真企業・アグファ社は、1867年、ベルリンに染料製造会社として創業という長い歴史を持つ。その後AGFA社は染料製造にとどまらず、化学薬品製造から現像薬品製造、フィルム製造へと業務を拡大した。 アメリカのコダック社と並び称されるヨーロッパ最大のフィルムメーカーとなったAGFA社は、その一方でカメラ製造も手掛けた。特に1950年代〜1960年代に生産したカメラの種類は多く、西ドイツのカメラ企業としては最大の規模を誇った。 生産された数々のカメラの中心となる製品は「中級機」、「普及機」で、実用的な中堅名機として、カラート36、スーパージレッテ、アンビジレッテ、アンビフレックスなどがある。 しかし2004年、カメラのデジタル化の波に押され、アグフア・フォト社に引き継ぐ形でフィルム製造部門から撤退、さらにそのアグフア・フォト社は2005年に倒産した。 (小西六は1873年、コダックは1880年創業である) フィルムは35oであるが独特のカートリッジで、Wマガジン方式でのちにラピッドフィルムとして1963年にコダックにより発売された「インスタマチック」フィルムに対抗し発売されたが巻き軸がないため12枚撮りまでである。
カメラ名 アグファ・メモ 製造年月 1937年
製造国名 ドイツ 製造メーカー アグファゲバルト
使用フィルム 135 サイズ・枚数 2.4×3.0cm 36枚撮り
シャッター 無名 スピード B,1/2〜1/200
レンズ名 アグファメマー 焦点距離 52mm F4.5


 ピント合わせは目測で前玉回転式である、フィルム送りは裏蓋にあるつまみをスライドさせるユニークなものです。
カメラ名 アグファカラート 製造年月 1937年
製造国名 ドイツ 製造メーカー アグファ
使用フィルム 135 サイズ・枚数 2.4×3.6cm 36枚撮り
シャッター コンパーラピッド スピード B,1〜1/500
レンズ名 コリナー 焦点距離 50mm F3.5


 ボディー上面の大型ノブで巻き取りシャッターボタンと連動して二重撮り防止機構つきである。
カメラ名 アグファカラート36 製造年月 1951年
製造国名 ドイツ 製造メーカー アグファ
使用フィルム 135 サイズ・枚数 2.4×3.6cm 36枚撮り
シャッター コンパーラピッド スピード B,1〜1/500
レンズ名 ローデンシュトック・ヘリゴン 焦点距離 50mm F2.0


 上下像合致式の距離計で一眼式の連動距離計である、フィルム巻き上げはレバー式でシャッターも同時セットである。裏蓋開閉式で普通のフィルムが使えるように改造されている。
カメラ名 アグファカラートW 製造年月 1951年
製造国名 ドイツ 製造メーカー アグファ
使用フィルム 135 サイズ・枚数 2.4×3.6cm 36枚撮り
シャッター プロンターSVS スピード B,1〜1/300
レンズ名 コリナー 焦点距離 50mm F2.0


 二重像合致式の距離計でレンズも自社製になった、このカメラは普通のフィルムが使えるように改造されている。裏蓋開閉式である。
カメラ名 アグファイゾレッテ 製造年月 1953年
製造国名 ドイツ 製造メーカー アグファ
使用フィルム 135 サイズ・枚数 2.4×3.6cm 36枚撮り
シャッター シンクロコンパー スピード B,1〜1/500
レンズ名 ゾリナー 焦点距離 50mm F3.5


 Kodak Retina I、Voigtlander Vito II、Zeiss Ikon Ikonta 35 などの携帯性が高く廉価なカメラの対抗機種として登場したものである。 アンスコ・リージェントは、このアグファ・ゾリネッテと同一モデルである。
カメラ名 アグファスーパーリジェント 製造年月 1953年
製造国名 ドイツ 製造メーカー アグファ
使用フィルム 135 サイズ・枚数 2.4×3.6cm 36枚撮り
シャッター プロンターSVS スピード B,1〜1/500
レンズ名 ゾリナー 焦点距離 50mm F2.0


 アグファイゾレッテのボディに連動距離計を載せたものが、アグファ・スーパーゾリネッテ、アンスコ・スーパーリージェントである。