《 ミゼット 》
 ミゼットは、1937年に美篶商会より発売された日本で最初の豆カメラです。日本で最初の豆カメラは、1937年(昭和12年)に美篶商会から発売されたミゼットです。続いて1938年(昭和13年)にアース光学のグッチー、1939年(昭和14年)に三和商会のマイクロと続き、この3機種が戦前の3大豆カメラと呼ばれています豆カメラブームのピークは終戦後4〜5年の間で、きちんとしたものから使い物にならない物まで、一時は50種近い種類があったそうです。その中で、戦後の混乱期にいち早く生産を再開したとされる三和商会は、競合会社が少ないこともあって「マイクロ」で快進撃を続け、一時期には日本のカメラ生産量の70%を「マイクロ」で占めたとまで言われています。 生産のピーク時を支えたのは、日本を占領していた進駐軍向けのお土産やアメリカへの輸出であり、1949年(昭和24年)には年間19万台がアメリカに輸出された。
ミゼットフィルムは、「135フィルム」(35mmフィルム)の半分の幅をもつ17.5mmフィルムを使用し、「120フィルム」および「220フィルム」といったフィルム同様に、裏紙があってパーフォレーションの穴がないロールフィルムである。画面サイズは「14×14mm判」、正方形の画面である。 美篶商会が1937年(昭和12年)春に製造販売を開始した写真機「ミゼット」とともに発表した規格である
カメラ名 ミゼット 製造国名 日本・美鈴商会
製造年月 1937年 フィルムサイズ 14×14o 
シャッター B.1/25 レンズ 単玉


 ミゼット・オリジナル型 1937(昭和12)年〜 ミゼットシリーズの最初のモデルがこのオリジナル型です。 ミゼットと言えば思い浮かぶのが、このファインダーのスタイルですファインダーには素通しガラスが入り、バネの力でワンタッチで開閉出来ます。 シャッターは、エバーセット式でBとI(1/50秒くらい)の2種で、絞りもなくスペック的には少し物足りませんが、黒色・赤色・青色・鼠色・茶色など
カメラ名 ミゼット 製造国名 日本・美鈴商会
製造年月 1950年 フィルムサイズ 14×14o 
シャッター B.1/25 レンズ 単玉


 ニューミゼット 1939(昭和14)年〜 オリジナル型とは一変して新設された軍艦部にファインダーが納まり、カメラらしいスタイルとなったのがこのモデルです。 シャッターユニットやレンズ、本体の開閉金具などはオリジナル型と同じで、ちょうどオリジナル型の本体に新作の軍艦部パーツを乗せただけといった感じですが、この機種以降、スペック的に進歩した点もいくつかあります。
カメラ名 ミゼット 製造国名 日本・美鈴商会
製造年月 1951年 フィルムサイズ 14×14o 
シャッター 1/25〜1/100 レンズ 単玉


 ニューミゼットIII 型 1951(昭和26)年〜 戦後になって登場したのがこのモデルです。前型の発売より11年が経過しており、豆カメラブームもそろそろ終焉を迎えようとしていた時期です。これまでの型とは一変してボディーシャッター・虹彩絞り(4.5,6.3,8,11)・ セット式ボディーシャッター(B,25,50,100)への改良など、機能面での充実を図った意欲的な製品に仕上がっています。