ピコレット・シリーズ
 1912年発売のベストポケット・コダック(V.P.K)のヒットにあやかって1920年にドイツのコンテッサネッテル社~発売されたカメラで、V.P.Kの欠点を使いやすくしたカメラである。 主な改良点はフレームファインダーの採用、三脚穴の取りつけ、ケーブルレリーズの取りつけ等である。 これらは何れも使用上非常に便利な機構ばかりである。ボディもV.P.Kは119×98×64oで340gに対してピコレットは120×92×63oで320gで大差が無いがレンズはV.P.Kの 85oに対して75oを採用している。畳んだ時の大きさは25oで同じであるがピコレットのほうがしく分小さく見える。 ピコレットには色々なレンズがつけられ、ネッター、シトナー、テロナー、テッサー、ノバー、トリオーター等がつけられている。 コンテッサネッテル社は1925年にイカ、エルネマン、ゲルツ等と大合併をして、ツアイスイコン社となり、カメラ前面左上のロゴは初期の型はコンテッサネッテル、コンテッサネッテルとツアイスのマーク、 ツアイスのマークがある。
カメラ名 コンテッサネッテル・ピコレット
製造年月 1920年 シャッター ダーバル
T,B,1/25〜1/100
レンズ ネッター
75mm F6.3
 コンテッサ ネッテル は1919年〜1926年に製造された。ピコレットのオーソドックスなカメラでレンズもネッター、シャッターもダーバルである。 フィルムセットは底蓋を下に引抜く方法である、ファインダーはフレームファインダーと上から覗くファインダーがついている。 シャッターはコダックに比べるとはるかに高級で、ダーバルやコンパーがつけられている。コダックに比べるとアルミ判が薄いのと、塗装が余り厚くないせいか、腐食しているものが多い。
カメラ名 コンテッサネッテル・ピコレット
製造年月 1920年 シャッター コンパー
D,M,Z,1/25〜1/300
レンズ トリオーター
75mm F6.3
 シャッターはコンパーがついているのとレンズが違うだけで上記と同じ。
カメラ名 ツアイスイコン・ピコレット 製造国名 ドイツ・ツアイスイコン
製造年月 1968年 フィルムサイズ 127(4.0×6.5)
シャッター B,1/25〜1/100 レンズ ノバー
75mm F6.3
 ツァイスイコンには1926年に合併し〜1930年まで製造されたがアメリカへは1932年まで製造された、合併初期の頃の製品にはコンテッサネッテルとツアイスイコンの両方の会社名が前板についている。ツアイスイコンこの当時は結構ツアイスイコンとの合併が多く前のままの会社名で作られていたのも結構あった。 ここの紹介するのはツアイスイコンになってからのカメラですが、545-12(1927-32)の製造番号後記になって付けられました。レンズはアクロマティック:F11、ノバーF6.3、テッサー75oF4.5付きがありました。またシャターが普通の1〜1/300のコンパー付き等がありました。