小西六のベスト・カメラ
  1925年6月パーレットが発売されたが、このカメラはコダックのベス単とツアイスのピコレットを合わせたような形で現れた。 形は1929年まで、殆ど変わらず、1931年になり独特の接写レンズの付いたフレーム型の枠ファインダーが取り付けられた。 昭和6年型までレンズがアメリカのウォーレンサックのレンズの単玉と複玉が付いていた。 1932年にやっと国産のレンズヘキサーレンズとペガサスシャッター単玉は旭光学のF8であった。 この型から接写時にファインダーにオレンジフィルターがかかるようになった。 8年型はペガサスシャッターに縞模様の別名タイガーマスクと言われて型になった、1935年にはシャッターがエコーシャッターになった。 1940年型からは前面左上の桜のロゴがなくなり、またパーレットの文字がプレートに変わった。 その他に1934年に色パーレット、1935には普及型のBパーレットとパーレットB、1937年には革張りの高級パーレット、ラットが発売された。 戦後1946年〜47年にも発売されたが、このときは部品が足らず、いろいろな年代のパーツが使われている。 ベビーパールはベスト半裁判ので、ツアイスイコンのベビーイコンタのコピーに始まり、徐々に小西六独特の改良されたカメラである。 1934年に誕生している。
カメラ名 パーレット4年型
製造年月 1929年 シャッター 0 Woko
B,1/25〜1/100
レンズ Deltas
75o F6.8
 昭和4年型はフィルムの装填がベス単と同じく横蓋を開くタイプです。前面の文字が金色になっているのが特徴です。 この型から枠型ファインダーが付いたのですが、ファインダーに警告用の色フィルターは付いていません。
カメラ名 パーレット8年型
製造年月 1933年5月 シャッター ペガサス
B,1/25〜1/100
レンズ ジオン
75mm F6.3
 8年型前期で、この型から裏蓋開閉式となり、フィルムガイドローラーと圧板が付いた。 巻き上げノブが金属式になった一番の特徴はシャッター部分が縞模様(タイガーマスク)になっている。またベスト半裁判兼用機である。 横蓋にパーレットと浮き上がり文字が入り、唐草模様になっている。
カメラ名 パーレット10年型前期
製造年月 1935年 シャッター エコー
B,1/25〜1/100
レンズ MA
75mm F11.0
 10年型前期で、ニッケルメッキのエコーシャッター付きになり、針金透視ファインダーの取り付けがリベットから、ネジ式になったフィルム巻上げと単玉フードが金属からベーク式に変更された。 8年型のボディを利用した型(横蓋にパーレットと浮き上がり文字が入り、唐草模様)を前期型、厚板の間を通す式を後期型と呼んでいる。
カメラ名 パーレット10年型後期
製造年月 1935年 シャッター エコー
B,1/25〜1/100
レンズ オプター
75mm F6.3
 ボディの横が浮き彫り式の唐草模様が前面と同じ模様の塗りになった。 フィルムは厚板の間を通す式に変更された。
カメラ名 パーレット12年型
製造年月 1933年5月 シャッター エコー
B,1/25〜1/100
レンズ MA
75mm F8.0
 この型からシャターの前面に二重線が入り、左上のサクラのマークが無くなり,前面のパーレットの文字が張りつけ式に又、ボディの縁取りがニッケルメッキがされ近代的なイメージとなった。
カメラ名 パーレット12年型
製造年月 1935年 シャッター エコー
B,1/25〜1/100
レンズ オプター
75mm F6.3
 12年型のレンズが明るいオプター付き。
カメラ名 Bパーレット
製造年月 1935年10月 シャッター プライマー
B,1/25〜1/100
レンズ 単玉
75mm F16.0
 パーレットの普及型というか、学童向けと言うか、ボディが頑丈な鉄板プレートのリベット式に変更された。 コダックのベスト判のB型と似ている。その他にパーレットB型があるが性能は全く同じで、シャッター上部のプレートがパーレットBになっている。 ファインダーは折畳式の簡易な形である。
カメラ名 ベビーパール13年型
製造年月 1938年 シャッター ロックス
B,1/25〜1/100
レンズ ヘキサー
50mm F4.5
 ベビーパールは色々な型があるがこのカメラは1938年に製造されたセミクローム型である。 この型の特徴はボディ背面の下にローマ字でROKUOHSHA MADE IN JAPANの文字があること。レンズの周りが金属で太くなっているのが 特徴である。